玄関ドアの素材|木製ドアと金属製ドアのそれぞれの特徴

外から家に帰ってくると必ず目に入る玄関ドア。外壁や屋根よりも、目にする機会が多いかもしれません。

玄関ドアは、雨や風、太陽の光も直接受けますし、毎日何度も開け閉めする部分なので、汚れや不具合が気になることもありますね。そんなときにおススメなのが、玄関ドアリフォームです。住まいの印象もガラッと変って、お客様を気分良く迎えることができます。

玄関ドアには、木製ドアと金属製ドアの2パターンあります。

それぞれの特徴と選ぶときの注意点などお話していきます。

◆木の質感が素敵な「木製ドア」

木製ドアの魅力は、なんといっても「木」の持つ質感。木製といっても色合いによって印象が変わり、明るめのカラーだと「温かみ」、濃いカラーだと「重厚さ」が感じられます。

断熱性に優れている木製ドアは、寒い地域でもよく採用されているドアです。北欧系の住まいづくりでは、木製ドアの存在は欠かせません。外の冷気を家のなかに入りこむのをおさえてくれるので、暖房効率を高めることもできるでしょう。

見た目のデザイン性と断熱性というメリットがある木製ドアですが、メンテナンス面では金属製に劣るでしょう。新しいうちは表面の塗装により色合いや質感の変化は見られませんが、雨風や紫外線の影響を受け、日々劣化していきます。定期的に塗装をしなければ、劣化状況がひどくなってしまうリスクもあります。

◆耐久性が良い「金属製ドア」

雨や風、紫外線という外からの影響に強い「耐久性」に優れているのが金属製ドアです。木製ドアと比べると、メンテナンスに手間がかからないというメリットがあります。

デザインが豊富というのも魅力です。色や柄、質感など、さまざまなバリエーションから選択することができます。明るめの色で優しい印象にすることもできますし、黒系を選んでスタイリッシュな外観にすることも可能です。

ただ、金属製ドアは、木製ドアよりも断熱性に劣っています。金属なので、外と中の気温差で結露も起こるでしょう。金属製でも断熱性を謳っているタイプもあるので、価格と機能のバランスを見ながら、数ある商品のなかからじっくり選んでみてください。

また、メンテナンスがあまりいらないといっても、金属なので錆びることもあります。錆びたまま長年放置すると、簡単な塗装では蘇られないこともあるでしょう。雨風を受けやすい向きに玄関が位置しているときには、特に注意が必要です。

◆まとめ

木製ドアと金属製ドアの特徴についてお伝えしました。

玄関ドアは、住まいの外観のアクセントにもなります。ただ、外壁や屋根の傷みがあるまま「ドアだけ新しくなって浮いてしまう…」なんてこともあるでしょう。それに、外観とマッチしないデザインを選ぶのも、あまり良くありません。デザインや機能もよく比較し、外壁などともバランスよく選ぶことが大事です。

帰宅したときに気持ちよくドアを開けられるように、上手な玄関ドアリフォームをしましょう。